2014年1月27日月曜日

夜の帳と月光に舞う蒼き蝶

Lunarheavenlyのルナ様より言葉の鍵をお借りして、アクセサリーを作りました。
今回の言葉の鍵は、紫色・ターコイズブルー・月・蝶 。
ルナ様の好きなモチーフと好きな色を、ロングネックレスと指輪にしました。

細い糸と小さなかぎ針で花を咲かせ、その花を淡い草花のような色で染めてアクセサリーを作っていらっしゃるルナ様。その作品の細かさと美しさは夢の中に迷い込んだよう。
ルナ様の作品は、まるで善き魔女が祈りと魔法をこめながらお守りでもつくっているかのようなのです。
ルナ様のイメージは、草原の善き魔女と半ば勝手に決めて制作に取り掛かりました。




可愛らしさより、品の良い綺麗さを重視して同系色トーン使用。
だいたい長さ70cm位。首にかけると鳩尾上位の長さです。



アメジスト、タンザナイト、ラベンダーを合わせて金色の鎖でつないだら、なんだか、トワイライトゾーンを思わせる空の色に。夜が訪れ、空には金色の月と真珠のような星が輝き出す。そんな風に夜が訪れることを夜の帳(とばり)が降りる、と表現することもあります。


蒼とも碧とも言えるような蝶は、あえて立体に作らず指の上で羽を広げているような形で固定しました。
草原の魔女を慕う蒼い蝶は、ライトターコイズブルーを基調とした色の羽とブルーオパールのかがやきで出来た身体を持っていて、魔女が気まぐれに拾った魂が蝶に姿を変えて付き従っている。星は魔女の所有物である証という設定です。


誰かに頂いた言葉の鍵「キーワード」
その鍵は、誰かの可能性を開いたり、新しい感性を目覚めさせてくれたりする。
素晴らしい魔法のようだと思っています。





2014年1月20日月曜日

好きなものの根元を辿って

小学生の時に見たプラネタリウムがきっかけで、図書館で星座に関する神話の本を読みふけり、そこからずっと星に関わるお仕事ができたらと思っていました。
中学では自分の世界を文章で書き表すことを覚え、高校で書き表すことの難しさ、国語力不足、知識不足を痛感し、その後、文章だけでなく自分世界を表現する方法を模索してきました。
文章で書き表すこと、写真で伝わる空気感、そして今のアクセサリー。
歳を重ねてきて、〈今の自分を作っているもの、こと〉について考えることも多くなりました。

〈皆が知っている◯◯について、私なりの表現と切り口で表してみました。〉
というのは読書感想文とか卒論に似たものがあるなと思っていたり。
もっと色々表現できるように引き出しを増やせたら良いなあ。



というわけで、今年は方向性を模索し自分のあり方を考えるために
受注販売をはじめようとおもいます。題して、

「あなたから頂いたヒントでイメージした作品作ってみます」プロジェクトです。


好きな色、モチーフ、欲しいアクセサリータイプなどをお伺いし、使用用途が決まっていればそれに合わせて。普段使いも出来るように、など使い途を限定しない自由なアクセサリーを作ろうと思います。
数年前にHPやblogをもつ女の子の間で流行った「お題」系の企画みたいな感じでしょうか?
もし、私に作らせてみたいと思いましたら、どうぞツイッターなどからご連絡ください。
精一杯頑張らせて頂きます






今年の終わりにはどんな作品ができているでしょう?


2014年1月15日水曜日

冬眠グータラ

自分を奮起させるためにとデザフェスの売り上げの殆どをビーズにつぎ込み、もう2ヶ月です。
12月に、ツノカチュのリリィさんが原宿デザフェスギャラリーで展示やってたのを見た帰り。今までどおりなら直帰してただろうけれど、初めて浅草橋のビーズ系取り扱い店舗をハシゴしたりして、そこでもいろいろ買ってますからね。
ビーズはたくさんあるんです。でも出来ない。
それなりに作りたいイメージはあるものの、完成形として固まらないままあーでもないこーでもないと悩むだけで夜が更けていく。
締切とか焦るものがないと進まないのか!ってレベル。

自分のダメ加減に嫌気がさして不貞寝決め込みたい。


春のデザフェスには、そんな状態だったので申し込みもしませんでした。
期待してた方、いたらすみません。
その代わりに、作品ギャラリーとしてminneさんの利用を始めてみました。
http://minne.com/touka0804


確かにもう一度デザフェスには出たいと思っています。出展するなら早くて秋ですかね…。そうしたら創作の神様が舞い降りてきてくれないと困るなあ(笑)

2014年1月13日月曜日

蜂蜜色の首飾り

ある音楽学校の古い講堂に、不思議な蜂が棲み着いているという噂がありました。
その蜂は、普通のミツバチよりずっとずっと小さく、そして黒曜石のような黒いからだをしていて、悪戯好きな蜂だといいます。
古い講堂の奥には小さな舞台があり、その舞台には小さな古いピアノがあります。
舞台の上は薄暗いので、そこにピアノがあってもなかなか弾きにくる人間はいません。
稀に本校舎のピアノが使えなかった生徒が、人の寄り付かない講堂に独りで古いピアノを弾きにくるのですが、蜂がたまたまそこへ出くわすと、楽譜の上で音符のフリをしたりして惑わせるのです。生徒が驚いて目を白黒させ、鍵盤に視線を落とした間に蜂は飛び去ってしまうので、学校の七不思議のような存在です。
蜂は悪戯をしたあと、必ず蜂蜜色をしたひとかけらの石を置いてゆきます。その石をお守りにすると不思議と上手になるというよ、と卒業生は付け加えながら七不思議を語るのだそうです。



そんな背景の物語をつけたくなるような、蜂蜜色の首飾りを作りました。ゴールドとイエローのカラーが肌になじみます。

だいたい鎖骨下あたりにくる長さとなっています。
主とする大きなモチーフがついているわけではないので、重ね付けなどをして頂くと丁度良いように思います。オススメは小さめ粒パールのロングネックレスなど。

2014年1月11日土曜日

ちいさなねがいごと

寒い季節だからというのもあるのかもしれません。
この時期は尚更、ホワイトオパール系のカラーが気になります。
淡い色って着るのが勇気いるので、私は滅多に着ません。だから、好きな色はアクセサリーで持っていることが多いんです。

夕陽のような赤や蜂蜜のような黄色も好きですけどね。
青い空、夕焼けの橙色と紫色、夜の群青色。
また写真を撮りに行きたいな

2014年1月7日火曜日

金魚幻想

睡蓮の花が咲く初夏の庭
碧色した葉の下で
ゆらりと動いた朱の羽衣



そんなシーンを形にしてみました。
金魚のいる睡蓮鉢をイメージしました。真冬だけど気分は初夏です。

あけましておめでとうございます。
本年もWanderingsworksを宜しくお願いいたします。

前回の記事の写真では写さなかった後ろ側。
金魚の尾ヒレをシズクカットのビーズにして、稼動パーツにすることで揺れて動く仕様です。キラキラします。
生き物系はビーズであまり作ったことがなく、初めて作ってみたパターンなので試行錯誤した結果・・・大変面倒くさい構造になってしまいまして。だから再製作はしばらくやりません。(きっぱり)


金魚の上にあるピンクのビーズのさらに上。
大きな丸カンで吊り下げていますが、ピアスだけでなく、ネックレスチェーンに通したり、かんざしにつけたりする応用のためにこのような形にしています。
ひとまとめのパーツみたいになっているわけです。
愛で方は人それぞれ。
自由に金魚と共に在れるように。
好きな場所に飼うことができるように。 
作り手が愛で方を一辺倒に決めてしまうより、もっと自由に愛されるものであれたらいいなぁなんて思うのです。