まだ天動説と地動説が入り乱れていた頃の話です
昔は地球を中心…もとい自分の国を中心に世界が回っているという論説が普通でした。或国ではでは天の女神が月を飲み込み太陽を吐き出している図が描かれ、或国では大きな亀に象が乗り世界を支えているなんてことも言われていた時代もありました。
これを天動説といい、17世紀ころまでは地球中心に他の惑星が円を描いて天をめぐっていると思うひとたちがまだまだ存在していました。
土星、木星、金星、火星などの惑星は、その名前の通り、惑う…要するに星の動きのようにいつでもそこにいるわけではないので、天動説を唱える人たちはスピログラフで描いたような複雑な周期図を描き、地動説に対抗しておりました…
今回のモチーフはその天動説で論じられた図をもとに作ってみたものです。深海の世界、遥かなる宇宙、昔は色々な場所、未知の領域に浪漫を抱かせるものがたくさんありましたね。少年の冒険心に通じる、未知の世界や不思議な力。希望や憧れがないまぜになった時代。
いまは、新しく自分で切り開こうとかそういう気持ちが子供たちのなかで薄いような気もします。
色々と難しいですね
